ni最新のプログラム    2019.11.26 平井則行
1昨年からぼちぼちDelphiのプログラミングを再開し、オーディオ関係のスピーカー製作用のプログラムなどを作っていましたが、今年になって大きな成果をいくつか上げることができました。地球の角運動量の計算と、小惑星衝突の影響、および、百人一首の新バージョンです。それから、反射望遠鏡の研磨に使うパラボラ修正量のプログラム、および、シュミットカセグレンの補正レンズの設計プログラムというささやかなものも作りました。

直接走らせるには左のexeファイルを、自分のパソコンに実行ファイルを保存するには右に付いているZIP(圧縮ファイル)をダウンロードします。
 これらは実行ファイル単独で走ります。

1.地球の角運動量と小惑星衝突 →zipファイルをダウンロードしてください) ZIP
  火球落下による自転速度の変化 ZIP
2.新百人一首ゲーム ZIP
3.パラボラ修正量 ZIP
4.シュミット・カセグレンの補正レンズ ZIP
5.バックロード・ホーンの設計 ZIP
6.バスレフ型スピーカーの設計 ZIP
7.カセグレン式反射望遠鏡の設計 ZIP
8.AMアンテナの設計  ZIP

 これはJCOMのアプリにある簡単なゲームをヒントに、それを本格的なものにした教育用ゲームプログラムです。お手つきした歌や、覚えていない歌をゲーム終了後に
表示して、記憶力を鍛えることができる大人のゲームです。やっているうちに、だんだん記憶がしっかりしてきて、回答が正確で速くなります。直感力も鍛えられます。
 ボケ防止プログラムになっています。

カセグレン・シミュレータ




カセグレン式望遠鏡の設計が自由自在に出来るようになりました。ついでに、主鏡のパラボラと副鏡の双曲面への球面からのフーコー試験の修正用を計算データが同時に計算されています。昔は、これを1台1台電卓で計算して、しかも、双曲面などは放物面の過修正で当てずっぽうでやっていましたから、随分、これで進歩したわけです。しかも、口径から副鏡の位置まで教えてくれますから、正確きわまりないものです。副鏡の位置をスライドバーで微調整できるので、そのたびのパラメータを瞬時に得ることが出来ます。これがあったら、さぞ、身え味のいい望遠鏡が出来たことだろうと、過去を振り返って、夢が見られます。カセグレン望遠鏡のシミュレータとも云うべきものです。いじっていると、何台も望遠鏡を作っているような錯覚が起こります。




参考文献:「天文アマチュアのための「望遠鏡光学・反射編」吉田正太郎著 (誠文堂新光社)
      「反射望遠鏡の作り方」木辺茂麿著 (誠文堂光文社) 
      「望遠鏡の作り方」星野次郎著 (恒星社厚生閣)

AMアンテナの設計


 以前は作業しているガレージにあるラジオでニッポン放送を聴いていましたが、あまりにも面白いので、これを自室でも聴けるようにしたいと、その基本データ(ココイルのインダクタンスとバリコンの電気容量が必要とする放送局の電波の周波数との関係がわかるプログラムです。

初め、LとCの調整だけでしたが、コンデンサーの自作も考えて、下の部分も作りました。さらに、現在、コイルの巻数と断面積と長さのパラメータを変えるとどうなるかのプログラムを追加中です。


放物面鏡のフーコー修正量を自由自在に計算するプログラムです。

Parabola.zip



参考文献:「天文アマチュアのための「望遠鏡光学・反射編」吉田正太郎著 (誠文堂新光社)
     「反射望遠鏡の作り方」木辺茂麿著 (誠文堂光文社) 
     「望遠鏡の作り方」星野次郎著 (恒星社厚生閣)

バックロード・ホーン・スピーカーの設計プログラム



参考文献:「長岡鉄雄の最新オリジナルスピーカー工作20」長岡鉄雄著 (オーディオ選書)

バスレフ型スピーカーの設計



参考文献:「長岡鉄雄の最新オリジナルスピーカー工作20」長岡鉄雄著 (オーディオ選書)

シュミットカセグレン望遠鏡の補正板

 MEADEの25cmシュミット・カセグレン望遠鏡をオークションで買いましたが、補正板の外側が曇っていました。これをクリーニング研磨するために計算式を走らせ、形状の概略を頭に入れるために1000倍に誇張した絵を描かせました。
 
 これを見ると、外形の0.87の位置の凹みの形状は非常にデリケートで、研磨方法に悩みます。
ピッチ盤を下にするか、上にするか、それが問題です。



参考文献:「天文アマチュアのための「望遠鏡光学・反射編」吉田正太郎著 (誠文堂新光社)
     「反射望遠鏡の作り方」木辺茂麿著 (誠文堂光文社) 
     「望遠鏡の作り方」星野次郎著 (恒星社厚生閣)


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天体衝突プログラム

 右にある落下天体の大きさや速度を変えると、地球の自転の変化が変わります。デフォルトはユカタン半島に落下した彗星をモデルとしていますが、ちょっとでも大きくしたり速くしたりすると、自転が逆転する場合が出てきます。そして、最も重要なことは、地球の自転角運動量と天体衝突による角運動量の変化量が同レベルだと言うことです。角運動量は、質量×速度の運動量に、回転半径(地球の赤道半径R=6400km)を掛けるので、結構大きいのです。これに対して、元々の地球の自転による角運動量は、角速度が小さいためさほど大きくなかったという事実により、意外と小さな天体でも落下の影響は大きいものです。角運動量の変化は、角速度の変化だけでなく、自転軸の傾きにも大きな影響が起こります。自転速度の変化は、遠心力とか1日の長さの変化をもたらしますが、自転軸の傾きの方は重大です。夏や冬の気候の変化をもたらすからです。これが、実は、恐竜の絶滅の原因の本命かも知れません。

NHKの動画を見てください。

 気候変動(彗星落下による自転軸の傾き23.4°の発生)で冬が到来し、せっかくこれに適応して毛を生やした肉食大型恐竜も、鳥へと進化した餌の恐竜の足の速さに追いつけず、息を切らし、呼吸困難になっている様が哀れです。

 中生代という恐竜の時代は、まだ自転軸は傾いておらず、冬夏の変化はなかったといわれていました。その原因は自転軸が公転面に対して傾いていなかったのです。四季の変化が生まれたのは天体落下が原因でした。このことが、今回、私の計算でも明らかになりました。















約15年前の自作プログラムはこちら
※これらはダウンロードしようとすると、最近マイクロソフトの規制が厳しくなって、「このファイルは一般的にダウンロードされるファイルではなく、危害を及ぼす可能性があります。」という趣旨の警告がGoogleChromeのチェックにより入り、削除を求められるようになりました。しかし、すぐ右に上向きのマーク↑が薄く表示されており、ここをクリックすると、「継続」と「詳細」のタグが出てきます。継続を押すと画面左下に実行ファイルが表示されますから、これをクリックすれば発行元が確認できませんでしたが実行しますか?というダイアログが出てきますから、実行を押すことでプログラムを強制的に実行できます。
 個人の作成ソフトはマイクロソフトのデジタル認証登録が必要となったのです。登録申請は有料(5万円以上)で、手続きも煩瑣でしかも英文です。強性実行の抜け道を通るしかありません。数年前まではこんなことはありませんでしたが、最近(数ヶ月前から)急に厳しくなりました。このことをご理解され、警告に怖じけず、実行してください。決して、悪意のあるウイルスの類いでは有りませんことを宣誓いたします。


地球の角運動量と小惑星衝突の実行画面です。
新百人一首ゲームの実行画面