Fb抜粋
地球の自転が少し速くなったという記事を複数、見つけました。
といっても、1.5m秒とかのレベルで普段の生活では気がつかない程度なのですが、科学的には由々しき事態です。
というのは、自転速度は潮汐により少しずつ遅くなるというのが従来の常識でした。やがて、だんだん、1日が24時間から25時間と長くなっていくのです。2億年ぐらい前、恐竜がいた頃の1日は18時間ぐらいだったという推測があります。遠心力で恐竜の体重が軽くなっていたので、巨体を維持しやすく、翼竜も空を飛べたという話、推理作家の島田庄司氏の推論ですが、これを私はプログラミングし、追認しましたね。ユカタン半島に落ちた彗星が自転速度に対して負の働きをして、自転が急に遅くなり、地軸の傾きも変わり、四季が生まれ、気候の変化と体重の増加で恐竜が絶滅したというストーリーでした。
それが、最近、突然、2022年の6月、7月と何度か測定するたびに速くなっているのだそうです。自転が速くなる原因は、その他、地殻変動(地震や断層のずれ)、地球内部の液体金属コアの対流などが考えられるそうですが、いまのところ、原因不明だそうです。
ですが、私は、え!やばい!と思いました。
何がやばい!かというと、地球温暖化で氷河が溶けると、溶けた水が地球の中心部に近づくということです。つまり、海に流れ落ちるのです。すると、角運動量保存則により、ちょうどフィギアの選手が回転ジャンプやスピンをするときに手足を体の中心軸に近づけると回転が速くなるように、地球の自転速度が上がります。これで、どれくらいスピンが速くなるかを計算してみようと思いましたが、未知数が二つで、角運動量保存則という方程式が1つしかありません。溶けた氷の質量と落差の値を二つ決めなければなりませんし、おまけに、どこの氷かを決めなければなりません。後期高齢者にもうすぐなる私には荷が重いです。そして、計算が出来たとしても、それがどうした、といわれそうです。
あ、今もうひとつ思いつきました。地球内部のコアは5100kmの深さから超高圧のため固体になりますが、2900kmとこの5100kmの間は融けたニッケルと鉄の合金なのです。この液体金属があるため、恐竜を滅ぼした彗星落下でマントルの回転速度が遅くなって、恐竜の体重が増え、絶滅したとしても、瞬間的には液体コアと固体コアは以前の回転を維持しているのです。マントルはコアの上で滑りますからね。
やがて、コアの粘性抵抗が原因で、マントルを少しずつ回し、コアとマントルの回転速度は近づきます。確かに、コアの回転速度は、現在、わずかに地殻・マントルより速いのです。
コアとマントルの間の温度が冷えると、つまり、コアの粘性が高まると、コアとマントルの間の癒着が少しずつ深いところまで進み地表面も速く回る、すなわち、1日が短くなるというわけです。こちらは、特にやばい話ではないですね。さあ、どちらが原因でしょう。興味深く、心配であることには違いありません。