私がDELPHIで作ったソフトを提供します。           2018.2.1    
                                                                   制作上の全責任者 平井則行

  以下のプログラムは制作時期はそれぞれ異なり、最も新しいものが倉庫番で、原作は古く、私は1995年当時、まだフロッピー・ドライブが主流だったころに流行ったものを参考に、その後Delphiという優れたプログラム言語が出たので、そのコンパイラ言語で作りました。ここに発表するものは、昨年(2016年)10年ぶり以上の新訂版で、タイミング的に孫がちょうどいい年齢に達したので遊んでもらおうと思い、キャラクターなどを改良して、さらに、画面解像度も現代のパソコンのレベルに合わせて改良しました。当時はWindowsがようやく95になったばかりの頃で、980×640のような時代でした。キャラクタのデザインも16×16ドットの荒いものでしたが、スケールをそれぞれ2倍にして御覧の通りに十分楽しめるものになりました。併せて、迷路もネット上にあったものを拝借し、オリジナルも含め100個用意してあります。このプログラムは、自分で迷路をつくるエディタも内蔵しており、追加できます。余談になりますが、この、旧バージョンを孫が来た時に試しに遊ばせたとき、ちょっとした怪奇現象が起こりました。ノート型のパソコンにインストールしてあったのですが、閉じてあったパソコン上に飼い猫が飛び乗った瞬間、いきなりゲームの音楽が鳴り響き、開けてみたら起動していたというものです。パソコン自体は起動してあったのですが、ゲームは画面上にアイコンがあっただけで起動していなかったのです。どうやったら、起動するというのでしょう! 皆で驚くとともに爆笑したのですが、いまだに、この現象は謎に包まれております。この旧バージョンでは昔飼っていた”ドラちゃん”という猫をモデルにしたキャラクタが荷物を運ぶ設定で、荷物の代わりに魚の缶詰を指定の場所に運ぶものです。荷物を運ぶ時の音も缶詰を引き摺っているかのようなサウンドが見つかり、たいへん具合よくできたものでした。愛猫ドラちゃんは初めて飼った猫で、当時まだ小学生だった娘が夢にまで見て泣いて欲しがったために、友人のところで生まれた子猫をもらってきて育てていたものでしたが、12歳で腎臓病を患い死にました。家族でお墓に埋めようと、ミカンの木の下に埋めたのですが、この時も不思議なことが起こったのです。この木は、食べた後の夏ミカンの種を庭にプイと捨てただけでしたが、その場所に、1本だけ芽が出てきて大きく棘のある樹に成長したものでした。しかし、10年以上たっても一向に茂るばかりで実が付かず、棘があるので泥棒除けぐらいにしかならないなと思い、放置していたのですが、ドラの死体を埋めた次の年、なんと、実がいっぱい付き始めたのです。それからは、実の数は年々増え続け、今では収穫すると1か月以上食べ続けても減らないほどに実るようになりました。それで、そのミカンの木は”ドラちゃんのミカンの木と呼ばれるようになったのです。そして、時代は30年以上たって、娘がまた女の子を産み、5歳になったときにドラちゃんのゲームを遊ぶようになったというわけですが、何の因縁なのか、いったいどのような具合に起動したのか、何代か後の飼い猫”クルミちゃん”が飛び乗っただけで、いきなりドラちゃんのゲームが始まったのですから、不思議でなりません。そのような経緯で、大笑いして遊んでくれそうな気配だったので、その後、孫が帰った後に、好きだった”アナと雪の女王”や宮崎駿の”トトロ”のアニメの登場キャラクタなどを追加して、新バージョンをつくりました。ここに紹介するゲームをダウンロードして起動してもらえば、ある程度話がわかるわかっていただけることと思います。

 次の百人一首のゲームは、職場の学校で行われていた”かるた取り大会”(クラス対抗試合で優勝を争うもの。古き良き時代の学校行事のひとつ。現在は廃止)のトレーニング用のゲームです。ゲームとはいえ、本格的に競い合う、クラス対抗ゲームですから皆真剣に取り組みました。国語の教育時間を使い、1月になるとそこらじゅうで予備練習をしている声が聞こえてきます。クラス担任も自分のクラスが優勝することを願い、大会が近づくと、自分の科目時間をつぶしてまでやることもありましたから、今にして思うとかなり正規の教育の犠牲を払ったものだと思いますが、それくらい教師も生徒も熱中してやっていた学年行事です。修学旅行と同等の学年の目玉行事でしたから、担任は、それぞれが独自の作戦を立ててクラスを勝利に導こうと頑張っていました。私のクラスは、この百人一首ソフトで技量を上げた年に優勝しました。この時に担任として胴上げを生徒がしてくれたのが良い思い出であり、長い教員生活の中の”宝”のひとつです。細かい機能をいろいろ付けた、市販品に負けない、まったくオリジナルのソフトです。制作してから年月が経っていますので、現代のパソコンに合わせたリニューアルをするには、再度、プログラミングの技量を磨きなおす必要があります。いじるとバグが新たに発生するので、なにも触らずに発表することにします。

 これらのソフトをダウンロードして使うための注意点を、ここで述べておきます。お持ちのパソコンにはネット上で手に入る適当な解凍ソフトをインストールしておく必要があります。そのうえでダウンロードしたZIPファイルかLZHファイルをクリックしますとダウンロードしたフォルダに解凍されたゲームのファイルが展開されますが、このとき、いずれかの時点でWindows10など、最近のOSではウイルスチェックの機能が強化されていますので、”WindowsがPCを保護しました”という警告のメッセージが出てきます。これは、私のコンパイルソフトがDelphi2005というBorland社の古いバージョンが原因だと思うのですが、警告の中の”詳細情報”をクリックすると出てくる、”実行”を押すことで、問題なく起動します。実行時に画面右下にも”ウイルス”の警告が出てきますが’OK'で大丈夫です。くれぐれも、最初の警告にめげないようにしてください。最近のOSはウイルスを過剰に恐れる仕様になっているのですが、面倒な時代になったものです。JpegViewerも実行してすぐに画像が見れるよう、サンプル画像を添付して送ったら、画像添付はウイルスが入っていることが多いので拒否され、実行プログラムまで自動的に消去されてしまいました。結局、サンプル画像が送れませんでしたので、起動して最初の画面は面倒なフォルダ選びのダイアグラムから始まります。それと、現時点で圧縮方式のうちLZHを解凍しようとすると、なぜか、まったく関係ないAdobeのphotoshopliteをインストールしますかというダイアログが出てきます。LZHはWindows10では使えないですね。それで、現時点では使用中止にしています。

 それと、解凍して出てくるDATAやSOUNDや画像フォルダは、実行ファイル(拡張子.exe)と同じ場所においてください。そうしないとプログラムはDATAが見つけられずにエラー・メッセージを出して動いてくれませんから。ですから、ダウンロードしたら新たにGameフォルダを作成し、そこに移してから解凍した方がいいでしょう。そして、そこから、ショートカットをディスクトップなりに作り、起動します。一番安全なのは、解凍した場所でexeファイルをクリックすることです。もちろん、DATAやSOUNDや画像フォルダと実行ファイルが同居する限り、どこへ移動しても構いません。ダウンロードファイルを解凍したフォルダ毎移動します。以上が留意点です。

その他、DATAフォルダなどを持たない、裸の実行ファイルだけのプログラムは、 exeファイルだけあればいいので、どこにコピーしても問題なく起動します。

それが次のいくつかのプログラムです。

 BackLoadHornやBasRefなどスピーカー製作用のプログラムは必要に迫られ作成したもので、オーディオを趣味とされる人には重宝してもらえると思います。

”性格診断プログラム(東大方式)”は紙で配布されたものを、私がプログラムにしたもので、すべての質問に答えた後で性格診断が表示され、これはプリントアウトもできます。なかなか真実味があり、気に入ってもらえると思いますよ。

”ハノイの塔”というのは有名なテーブルゲームで、私のは”自動”モードを持っていますが、昔のパソコンの性能に合わせたために現在のコンピュータでは速すぎて目にも止まらないうちに終了してしまいます。左に積まれた山を、右にあるいずれかの台に積み替えるというシンプルなものです。ただし、小さいディスク上に大きなディスクは載せられないというルールを守らないといけません。動かすディスクを左クリックし取り除き、置く台(別のディスク)を右クリックで決めます。この操作の手順を間違えるといけません。

これについては、ウィキペディアに次のような解説が載っていました。

転載:インドのガンジス河の畔のヴァラナシ(ベナレス)に、世界の中心を表すという巨大な寺院がある。そこには青銅の板の上に、長さ1キュビット、太さがの体ほどの3本のダイヤモンドの針が立てられている。そのうちの1本には、天地創造のときにが64枚の純金の円盤を大きい円盤から順に重ねて置いた。これが「ブラフマーの塔」である。司祭たちはそこで、昼夜を通して円盤を別の柱に移し替えている(移し変えのルールの説明は省略)。そして、全ての円盤の移し替えが終わったときに、世界は崩壊し終焉を迎える。
出展Wikipedia

”チェス”と”囲碁”については参考のために発表します。人間同士の試合はできますが、コンピュータの思考ルーチンを持っていません。思考ルーチンは、たいへんむつかしくて、開発途上です。これは、近年、大いに発達して、私らアマチュアの出る幕ではなくなりました。将棋ソフトやチェス、麻雀ソフトは、もう、アマチュアレベルではコンピュータに勝てなくなりました。囲碁だけは、なんとか勝てるかもしれませんが、それでも、市販の”最強の囲碁(名人への道)”などはアマチュア8段という腕前で、私はアマチュア3段ですが、パソコンの強さを初段に設定して、ようやっとです。何しろコンピュータは間違えてくれませんのでね。弱く設定している部分は、”読みの深さ”だけですから、布石、定石、手筋などは教科書通りなのでものすごく正確です。人間が勝つには、設定した”読みの深さ”以上の作戦を立てて、コンピュータを出し抜かないとだめなのです。ですから、初段に設定してちょうどいいのです。勝つときは、したがって、機械が読めなかった筋書きへとゲームを誘導していく必要があります。つまり、大石を殺さないとだめなのです。ですが、大石を仕留めてコンピュータが投了したときは快感です。なるべく石を太らせて2眼をつくらせないように打ち続けるのがコツです。この訓練は究極の囲碁上達法だと思っています。それ以外の勝ち方もあるのですが、細かい形勢になっていくと(コンピュータは正確なので)やられます。攻め合いはめっぽう強いです。間違えませんのでね。しかし、コンピュータが投了する判断の速いこと早いこと。ずいぶん先までいかないと負けと判断できないレベルで投了してくれますから、この囲碁ソフトは本物ですよ。(株式会社アンバランス製)

 プログラミングは大変楽しく、論理的思考の訓練にもってこいですね。定義していないことや、準備していないことを命令すると、BASICの時代はシンタックスエラー、定義エラーでプログラムは停止しますが、今だとむつかしいコンパイルエラー・メッセージを出して、プログラムを直せと言ってきます。
 これは、人間の世界でも同じことで、謂った言わないの争いや、誤解や決めつけの結果の喧嘩の原因になります。教育の場面でも大袈裟に言うと事故(教えていないことを質問したり、責めたりする)教育事故を起こすことに相当しますので、プログラミングに習熟することは、教育者にとっては非常に重要な資質を高めることになります。しっかり構成され準備された教育の訓練になりますから、プログラムを作る能力の訓練は、教員養成機関の必須カリキュラムとすべきであると、私は思っています。


  作品


1.倉庫番 (ZIP) (LZH)
  キャラクタ(アナと雪の女王のエルザやアナ王女、トトロのめいや真っ黒クロスケ等)が可愛い自作のプログラムです。


  

2.百人一首ZIP) (LZH)
  とにかく、百戦錬磨をめざす。これで、腕を磨きましょう。




3.スピーカー自作ソフト
  バックロード・ホーン(ZIP)  (LZH) バスレフZIP) (LZH)



4.性格診断(東大方式) (ZIP) (LZH)結果を印刷できます。
 
サンプル


5.ハノイの塔 (ZIP) (LZH) 囲碁 (ZIP) (LZH) チェス (ZIP) (LZH)

6.JpegViewer  写真画像を閲覧するソフトです。JpegViewerGR《完璧》これがEXIF.zip へのリンク

注)ZIPファイルを開く方法
ダウンロードしようとするとWindowsから警告されますが、「開く」をクリックすると保存が出来ます。これを開くとダウンロード出来ます。EXEフィルを写真画像のホルダにコピーして下さい。すると、サムネイルを作りますかと聞いてくるのでYESとします。写真のないときはドライヴ選択の画面になります。ちょっと面倒ですので、写真画像のある場所でプログラムを走らせて下さい。すると、サムネイルが作られ、好きな写真のところ見舞うすを持って行くと、その写真が表示されます。ファンクションキーF1を押すと使い方が出てきます。

特徴はウィンドウを表示せず画面が見やすい。写真画像のあるフォルダにプログラム本体を入れて起動すると、最初にThumb(サムネイル》を作り益すかと聞いてきますから「はい」とすると、しばらくして画面いっぱいに小さな画像の密接したサムネイル(つまり、目録のようなもの)がでてきます。これをマウスでクリックするだけで写真の1枚が表示します。つまり、通常のエクスプローラに出てきた写真アイコンをクリックする動作で画像プログラムがいちいち起動され、表示るのを省略し、素早く表示されますので、最初にサムネイルを作っておけば非常に速く常時されるというプログラムです。また、たくさんった撮った写真の中から気に入った作品をワンタッチで「BEST]というサブフォルダを作成して入れてくれますので、撮影した後の整理に威力を発揮します。失敗写真は[NG]フォルダにいれます。その他、これが、このプログラムの力を入れたところですが、EXIFSという撮影データを画面の下に表示しますので、写真が趣味の人には価値があることでしょう。
J
 このプログラムは25年以上前に作成しましたが、現代の最新パソコンWindows11でも動きます。
 また、つい最近、発見したのですが、この自作プログラムは、プログラムのアイコンを右クリックして出てくるプロパティをいじれば、メーカーの製品と同様、Windowsが認識ししてくれて、Jpegの拡張しが付いた画像ファイルをクリックするだけで、製品版の画像表示プログラムと同様に機能します。



プロパティのセキュリティを開き、編集画面でアクセス許可を振るフルコントロールに変え、OKを押し、「常にこのプログラムを使用する」を選び、適用、OKで、いままで出なかったプログラム一覧にめでたく登録されます。写真が趣味の方はぜひ使ってみて下さい。手放せなくなることでしょう。サムネイルの画像は以下の写真のようなものです。





「プログラムから起動」