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PM−800Cカートリッジ

PM−800Cカートリッジについても研究しましたが、
ずいぶんと簡単なことがわかり、PM−950Cでの苦労が嘘のようです。
写真を縦にするのを忘れるくらいオルソ法(吸引注入法)で簡単に入ります。
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私の方法は空気導入孔を塞いでやります。ここが違います。
下の写真のように、アルミテープで密閉し、上のように吸引するとタンク内は減圧され、
スポンジの中の細かい泡が「ジュー」と出てくるので、そのまま押し込むと下になったインクが入っていきます。
また、強制的に押し込むのがスケルトン・カートリッジの研究から有効であることが解っております。
押し込むとインクも速く入り、時間短縮と同時に泡がつぶれてインク中の気泡が消えてくれるのです。
気泡の残ったまま吸引注入しても、また泡が入っていき、ずいぶん時間がかかることでしょう。

すこし、注射器を傾けて、カートリッジも向きを変えると気泡が抜けやすくなるようで、
垂直のままではうまくいきません。これも大切なコツです。

E_800C.JPG - 56,057BYTES

すると上に溜まった空気の分だけ、インクと入れ替わったことが確認できます。
このタンクは5〜6ccインクが入れば良いようです。
しかし、考えてみるとこのカートリッジは実売1個1200円ぐらいでしたよね。
5色入って、その値段ですと、PM−950Cのカートリッジが5色で4500円ぐらいでしたから
インク量の比6/12をかけてもPM−950Cは2倍ちかくランニングコストがかかり
コストパフォーマンスが悪いことが確認できました。やっぱりね。



7.インク詰め替え時の手の汚れ
最後に、ちょっとした雑記.

インクの詰め替えは手がどうしても汚れますが、私の裏技を一つ紹介します。
海軍爺様は親切にも、詰め替えの後の手の汚れを落とすには、頭を洗えと書いておられました。
ようするに、風呂に入れば結構落ちるのですが、詰め替えるたびに風呂に入り、
頭を洗うわけにも行きませんので、考えました。
洗濯用のハイターの原液で洗うと、嬉しくなるほど色は消えます。
その直後に人前に出るときや、急ぐ場合に有効です。
要するに、塩素による脱色です。
ただし、一つ欠点があるので念のために書き添えます。
塩素の匂いがかなり残ります。
だから、見た目に綺麗になる必要があるときにだけやりましょう。
この匂いには私自身かなり閉口しておりますので
つぎは、塩素を中和する化学的手段を開発しなければいけません。
なにが良いですかね。

【画期的効果】
このHPに寄せられたSimizu様(お寿司やさん)より耳寄りな情報です。
「酢で洗うと完全に塩素の匂いが消えます。」
やってみましたが、本当に瞬時にハイターで洗った後のぬるぬるも消え匂いは消滅。
素晴らしい効果です。ありがとうございました。みんなでSimizu様に感謝!
6月3日深夜

さらに、付け加えると、6項のPM−800Cの詰め替えでは、
インクの吐出孔から直接注射器で注入できますので
PM−950系のカートリッジほど手は汚れなかったことを強調しておきましょう。
全くと言って良いほど手を汚さずに詰め替えられます。

PM−950系のカートリッジで、何故手が汚れてしまうかというと
カートリッジの注入孔に両面テープを貼り
アダプターをつけてから注射器を差し込みますが、
この両面テープの接着面がどうしても不十分になるので
インクがそこから漏れることと、そこを剥がし、シールを貼る作業の途中で
どうしてもインクに手が触れるのです。
かといって、うすいビニール手袋をして作業すると、両面テープに手袋が粘着し、
剥がそうとすると手袋はやぶれ、役に立たなくなります。
てなわけで、私は素手で詰め替え作業をするので汚れるわけです。
その他、この詰め替え作業は複雑で手間がかかるために
色々な事故が起こり、インクがこぼれます。
それをテッシュ・ペーパーで拭き取るときにも手が汚れます。
特に、シアン系とブラックなどの汚れは
本来人間の手にない色ですので目立ちます。
如何ともしがたいことです。
そんなこんなで、連続注入法式を検討しております。

ひとつだけ良さそうなアイデアがあります。
あらかじめ手にワックス系の油をコーティングしておく方法です。
爪には蝋(ろう)を詰め込んでおくといいでしょう。
あるいは、ニベアを塗っておくのが良いかな。
そうすれば、インクの汚れは皮膚に直接つきませんので
あとは油等を石けんで落とせばよいかな、と思っております。
ただし、まだ試しておりませんのでアイデアだけです。
そのうちに結果を報告します。
追記
この記事を読まれた方から
「グローブ使っての手袋の破れについては、
テープの粘着強さがさほど出なくて良いなら、傷用のバンソウコウの粘着力なら
破れませんよ。油手に塗っての作業で差し支えないなら、グローブの上からワセリン
つけて作業するのが良いと思います。HCでよく売っているビニールグローブがよいでしょう。」
というアドバイスを戴きました。
本当に感謝いたします。
 


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