レンズのページ
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α−7Digitalの交換レンズ
として私が購入したレンズを吟味します。
【Tamron AF18-200mmF/3.5-6.3XR Di】
LD ASPHERICAL(IF)MACRO
メーカーの紹介記事から抜粋。
と言う具合に、嬉しくなることが書いてあるわけですが
実際に使ってみて、初めて納得できることです。
【広角端描写】
18mmから始まるズームは1.5倍されて27mm換算となります。
東京13号地通称「お台場」にある船の科学館のエントランスホールには
このような綺麗なものがありますが、いままでこのような具合には撮れませんでした。
かなりシャープでもあり、周辺画像も破綻を来しておりません。
中央はかなり下に長いシャンデリアです。
撮影データ ISO400 sRGB 18mm F5.6 1/90秒
これはたまたま見かけたバイクですが、18mmですとこのように接近して
写り込みの入った精密描写が出来ます。被写界深度も深いですね。
滑らかな塗装の曲面描写も素晴らしい。
撮影データ ISO400 sRGB 18mm F9.5 1/200秒
先ほどの船の科学館の天井絵です。
18mmがダテではないことの証明。
撮影データ ISO800 sRGB 18mm F4.5 1/45秒
【望遠端描写】
三浦半島に出来た「ソレイユの丘」にて
これはトキナー24-200mmの方にも登場した場所ですが、
望遠端200mmも、こちらのレンズの方が遙かにシャープで、
輪郭が1ピクセルに入っているところが凄いです。
これは、当たり前と思うなかれ、銀塩用の比較的好評なレンズでも
結構甘くて、デジタルで使うと2〜3ピクセルにまたがることもままあります。
撮影データ ISO100 +sRGB 200mm F6.7 1/350秒
【望遠端描写】
というわけで、かなり離れた場所にいる人物なども克明に描写されて
見応えのあるものになります。使えますね。
この解像度は11.1倍ズームとしては大したものです。
撮影データ ISO100 +sRGB 200mm F6.7 1/250秒
【暗所近距離描写】
お台場のビーナス・フォートには
知る人ぞ知るレトロ・カー回廊があります。
ここに来ると、ISO1600が大活躍。
その昔、DiMAGE7はなぽちゃんスタビの初期型を付けて、
ISO100で頑張ったところです。
α-7DigitalはISO1600でもノイズ感がなく滑らかな描写で良い感じですね。
撮影データ ISO1600 sRGB 40mm F4.0 1/15秒
【暗所近距離描写】
これはどこにあるかというと、同じくビーナス・フォートの
レトロ・カー回廊でも、最も暗いところガソリンスタンドの後ろの電話ボックスの中です。
ちょっと気が付かないね。
ダイアルの下の文字は完全に読めて、左下の表も読めそうなところが凄い。
この画像はjpeg圧縮(スタンダード)による飛蚊ノイズで滑らかさと繊細さが失われているのです。
撮影データ ISO1600 sRGB 40mm F4.0 1/15秒
【質感の描写】
船の科学館からビーナス・フォートへ向かう途中にある連結送水栓
撮影データ ISO800 sRGB 18mm F9.5 1/350秒
【質感の描写】
ご覧の通り、アルミ缶が氷水(もうほとんど融けている)に浸かっています。
梅雨明けのこの日、相当暑かったのですね。ソレイユの丘にて。
バナジュム「天然水」の文字が鋭くていいですね。
ミノルタ純正24-85mmでもタムロン28-105mmF2.8 の極太でも、こうはいきませんでした。
撮影データ ISO100 +sRGB 60mm F5.6 1/45秒
【レンズの色表現】
データを見て貰うとわかる通り、相当暗い電球照明の場所ですが
WBをタングステンにすると良い感じの色になります。レンズというより
α-7DigitalのWBの威力ですが、レンズも公正でないと、こうはいきません
撮影データ ISO1600 sRGB 35mm F4.0 1/30秒
これはトキナー・レンズの方でも撮っていますが、こちらの方が遙かに繊細でシャープです。
縮小された画像ではわかりませんが、背景の建物や樹木のディテールが見えるのです。
色はトキナーの方が濃いのですが、日が違うので何とも云えません。
撮影データ ISO100 +sRGB 100mm F11 1/90秒
【AFの信頼性】
とっさの時にピントが合うかどうかは非常に重要です。
AFの速度と正確さはレンズの命です。
この写真はちょっと甘いけれど、振り向きざまの流し撮りですから
これだけ合えば立派なものです。
望遠端ですからね。
撮影データ ISO100 +sRGB 200mm F6.7 1/200秒
トキナーAT-X242AF(24-200mmF3.5/5.6)も良いレンズだと思いますが、望遠端で甘くなりました。
それで、200mmではミノルタのアポテレ・ズーム100-400mm等を付けたくなります。
終いには白いレンズのハイ・スピード・アポテレ200mmF2.8が欲しくなります。
ですが、この程度の写りをしてくれると、さほどの不満がなく
写真は楽しめるものです。云えばキリないですから。