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α−7Digitalの交換レンズ
として私が購入したレンズを吟味します。

【Tamron AF18-200mmF/3.5-6.3XR Di】
LD ASPHERICAL(IF)MACRO

メーカーの紹介記事から抜粋。


ベスト・コンシューマー・レンズ・イン・ヨーロッパを受賞

13群15枚。XR(高屈折)ガラスの活用により、
光学パワー配分の最良化とコンパクト化、収差補正を図った。
また、複合非球面レンズ3枚やLD(特殊低分散)レンズ2枚を採用し、
軸上および倍率色収差を補正している。
 最短撮影距離は0.45mで、最大撮影倍率は1:3.7(200mm時、最短撮影距離)。
インナーフォーカスを採用し、絞りは7枚羽根。フィルター径は62mm。
本体サイズは73.8×83.7mm(最大径×全長)、重量は398g。花形フードが付属する。

また、レンズフロント面からの光による反射、
撮像素子の影響による画質低下を押さえるために、
新たに開発したマルチコートの採用や、インターナル・サーフェイス・コーティング
(レンズ貼り合わせ面へのマルチコート)
を積極的に採用し画質の向上を図っています。

と言う具合に、嬉しくなることが書いてあるわけですが
実際に使ってみて、初めて納得できることです。


【広角端描写】

18mmから始まるズームは1.5倍されて27mm換算となります。
東京13号地通称「お台場」にある船の科学館のエントランスホールには
このような綺麗なものがありますが、いままでこのような具合には撮れませんでした。
かなりシャープでもあり、周辺画像も破綻を来しておりません。
中央はかなり下に長いシャンデリアです。

撮影データ ISO400 sRGB 18mm F5.6 1/90秒


これはたまたま見かけたバイクですが、18mmですとこのように接近して
写り込みの入った精密描写が出来ます。被写界深度も深いですね。
滑らかな塗装の曲面描写も素晴らしい。

撮影データ ISO400 sRGB 18mm F9.5 1/200秒
 


先ほどの船の科学館の天井絵です。
18mmがダテではないことの証明。

撮影データ ISO800 sRGB 18mm F4.5 1/45秒


【望遠端描写】

三浦半島に出来た「ソレイユの丘」にて
これはトキナー24-200mmの方にも登場した場所ですが、
望遠端200mmも、こちらのレンズの方が遙かにシャープで、
輪郭が1ピクセルに入っているところが凄いです。
これは、当たり前と思うなかれ、銀塩用の比較的好評なレンズでも
結構甘くて、デジタルで使うと2〜3ピクセルにまたがることもままあります。

撮影データ ISO100 +sRGB 200mm F6.7 1/350秒


【望遠端描写】

というわけで、かなり離れた場所にいる人物なども克明に描写されて
見応えのあるものになります。使えますね。
この解像度は11.1倍ズームとしては大したものです。

撮影データ ISO100 +sRGB 200mm F6.7 1/250秒



【暗所近距離描写】

お台場のビーナス・フォートには
知る人ぞ知るレトロ・カー回廊があります。
ここに来ると、ISO1600が大活躍。
その昔、DiMAGE7はなぽちゃんスタビの初期型を付けて、
ISO100で頑張ったところです。
α-7DigitalはISO1600でもノイズ感がなく滑らかな描写で良い感じですね。

撮影データ ISO1600 sRGB 40mm F4.0 1/15秒


【暗所近距離描写】

これはどこにあるかというと、同じくビーナス・フォートの
レトロ・カー回廊でも、最も暗いところガソリンスタンドの後ろの電話ボックスの中です。
ちょっと気が付かないね。
ダイアルの下の文字は完全に読めて、左下の表も読めそうなところが凄い。
この画像はjpeg圧縮(スタンダード)による飛蚊ノイズで滑らかさと繊細さが失われているのです。

撮影データ ISO1600 sRGB 40mm F4.0 1/15秒




【質感の描写】

船の科学館からビーナス・フォートへ向かう途中にある連結送水栓

撮影データ ISO800 sRGB 18mm F9.5 1/350秒


【質感の描写】

ご覧の通り、アルミ缶が氷水(もうほとんど融けている)に浸かっています。
梅雨明けのこの日、相当暑かったのですね。ソレイユの丘にて。
バナジュム「天然水」の文字が鋭くていいですね。
ミノルタ純正24-85mmでもタムロン28-105mmF2.8 の極太でも、こうはいきませんでした。

撮影データ ISO100 +sRGB 60mm F5.6 1/45秒


【レンズの色表現】

データを見て貰うとわかる通り、相当暗い電球照明の場所ですが
WBをタングステンにすると良い感じの色になります。レンズというより
α-7DigitalのWBの威力ですが、レンズも公正でないと、こうはいきません
撮影データ ISO1600 sRGB 35mm F4.0 1/30秒


これはトキナー・レンズの方でも撮っていますが、こちらの方が遙かに繊細でシャープです。
縮小された画像ではわかりませんが、背景の建物や樹木のディテールが見えるのです。
色はトキナーの方が濃いのですが、日が違うので何とも云えません。

撮影データ ISO100 +sRGB 100mm F11 1/90秒




【AFの信頼性】

とっさの時にピントが合うかどうかは非常に重要です。
AFの速度と正確さはレンズの命です。
この写真はちょっと甘いけれど、振り向きざまの流し撮りですから
これだけ合えば立派なものです。
望遠端ですからね。

撮影データ ISO100 +sRGB 200mm F6.7 1/200秒



トキナーAT-X242AF(24-200mmF3.5/5.6)も良いレンズだと思いますが、望遠端で甘くなりました。
それで、200mmではミノルタのアポテレ・ズーム100-400mm等を付けたくなります。
終いには白いレンズのハイ・スピード・アポテレ200mmF2.8が欲しくなります。
ですが、この程度の写りをしてくれると、さほどの不満がなく
写真は楽しめるものです。云えばキリないですから


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