Ｚ’ｓ　対決道場　

最新機種　ＤｉＭＡＧＥ　Ｚ３
緊急使用レポート

純正のワイドコンバータＺＣＷ−３００も一緒に購入しました。



色はブラックとシルバーがありますが、ブラックはＡ１だけで充分。
あえて選択のシルバーです。ユーロシルバーの方は、鏡筒の根本がメタル仕上げで、
ブラックの方はこれがない。ＧＴの刻印が赤で、映えます。


上大岡から来るまでみなとみらい方面に向かう途中、発見！
赤信号で止まっている隙に、撮りましたが、車で移動中でも写真が撮れるということで
１２倍ズームとアンチシェイクの組み合わせは、現時点で最強ではないでしょうか。
左の窓は閉まった状態で、ガラス越しです。




日陰のポートレイトですが、髪の毛は１本１本解像しています。（原画：左）
この瞬間が勝負のケースで、アンチシェイクは予想通り威力抜群。

Ｆ４．５で１／１００秒
 

追補

これはカメラの試用レポートなので画像処理はしない原則ですが
少し、ＰｈｏｔｏＳｈｏｐｔｏとＮｅａｔＩｍａｇｅで処理したもの（右）を掲げておきます。
ポートレイトの場合は、このように当然処理します。
一般的には、はじめからこのように綺麗に撮れるよう処理して出力する
コンパクトカメラが好まれます。

カスタムＷＢを撮ったわけでもなくＡＵＴＯですが、さすがカラーメータのトップ・メーカーだけあって、
全く補正を必要としません。ちなみに、このページの写真は、縮小以外全く補正をしていません。



このカメラは、くっきり、はっきりの絵造りですが、上品に彩度が押さえられ、
Ａ１で感じた「墨」の足りないひ弱さがありません。力のある描写です。
グラデーションが改善されていると感じました。




大桟橋の根本にあるお店のデコレーション
この画像エンジンの絵造りは、大成功だと思います。



ちょっと、シャドー部がつぶれて不満ですが、海の水がもう少し綺麗で青ければ良かった。
金属部の表現がうまいカメラだと、感心しました。



どう撮っても、標準でＡ１ばりのグラデーションの美しさ。
果たしてＡ１の出番はなくなるのか−！



１２倍ズームのレンズと思えない切れの良さは、びっくりものです。
３５ｍｍから４２０ｍｍ相当ですからね、ワイドコンバータを付けると２６ｍｍの広角域から撮れるカメラです。
マクロはまだ試していませんが、１ｃｍまで寄れるそうですから、驚異のカメラと言って良いでしょう。



Ａ１の試写でも試した、円柱の描写性能。
どうですか？　まずまず…



カメラが頑張っているなあ、と感じるのは、このような遠景を近景と重ねて写したときです。
両方シャープですぜ！
後ろがぼける１眼レフ系の写真は、あまり好きではありません。不自然です。
人間の目は、両方を見て、頭もそう認識していますから。
もうひとつ、気が付くことは、Ｚ１で見られた明るい空をバックにしたときのパープル・フリンジが皆無です。
実は、これが１番の大きな改善ではないですか？



ガスを燃やして人目を引くディスプレイ。
この、あっさりした描写に、実は舌を巻きました。
こんなカメラが５万とか６万で買える時代になったのですねえ。
コニカ・ミノルタ、すごく偉い！



元画像でないと、いまひとつ伝わりませんが、建物の表面の小さなレンガブロックの様子が
克明に見えます。ＣＣＤが小さいのに頑張っているねえ。



アルゼ　Ｍｕｓｃｌｅ　Ｍｕｓｉｃａｌの俳優ですか。
表に出てきての、ファンサービスの場面
これだけ表情が撮れれば、ＯＫでしょう。４２０ｍｍ手持ち撮影でね。



ＺＣＷ−３００

ついで、ワイドコンバーターを付けて、試写
足もとのはめ込み陶版
近いものが大きく写る、当然のタル型ゆがみですが、必要ならＰｈｏｔｏＳｈｏｐでいくらでも補正できる現在
どうってことないね。



３８ｍｍからはじまる高倍率ズーム機の欠点は、広角側の弱さです。
風景や、このような後ろに引けない場所での、構図作りにはかかせません。
このＺＣＷ−３００が一つだけあれば、レンズ交換式カメラに引けをとらない写真が残せます。
あと、何を望むというのでしょうか。



街路歩道を歩きながら、店の写真を撮ろうと思うと、舗装の幅は２ｍ位しかありませんから
全部入りませんので、説明不足になります。３８ｍｍから２６ｍｍへの画角の変化は凄いものがあります。



ふと思い出して、見下ろし写真を撮りました。ぺこちゃん、そのうち行くからね−



水とか氷の描写はいかがなものか、と思い試写。
まあ、冷たい感じがするか…



本格的な対決道場と言う趣旨ではなく
緊急レポートなのだから、いちいち並べて比較することはしませんでした。
同じ日に、同じような写真を撮ったのを、参考にして下さい。
ただし、撮影者は筆者の車の長年連れ添った副操縦士です。

ＤｉＭＡＧＥＺ１

この１０倍ズームの遠景描写は、いいですね。
曇った日は（ときどきパラッときて慌てましたが）、光が回り込んで、グラデーションが綺麗に出ます。
二人ともなぽちゃんスタビを付けていますから、手ぶれは皆無（？）



Ｚ３の方でも撮られた建物、レンガブロックの境目は元画像ではかろうじて、
縮小するとコントラスト不足で残念ながら消えます。



これなど、比較画像としては参考になりますね。
輪郭のあたりが違う気がしますが、問題ないですね。



同じく比較画像として撮影したもの
こっちの方が輪郭がシャープなのはなぜだ！



私は見落としました。
街頭スナップや店のディスプレイでは、Ｚ１とにかく活躍してくれます。



真ん中の子、目がロンパリでひっくり返っているけれど、大丈夫か？