AOB3.GIF - 1,099BYTES   DiMAGE 対決道場  AONEXT3.GIF - 1,099BYTES

第二幕

A1の逆襲

いろいろなDiMAGEを持っていますので
初代7、7UG、7i、A1、Z1の
それぞれの頑張り具合をピックアップして

良いところを競う場所とします。

Norton InternetSecurityを有効にしている方は
プライバシー制御→カスタム設定→カスタムレベル→ブラウザプライバシーを有効にする
のチェックをはずせば画像が見られます。また、クッキー許容でもOKです。
 
(Albert様に感謝!)



【夜景手ぶれ対決】

片やアンチシェイク、片や新型Z1用スタビライザー2004型の対決といえよう。
自信ありげにA1登場、いきなり強烈パンチ炸裂です。
念のために云っておきますが、画像は全て縮小以外はノンレタッチです。

第1セット:1/2秒の戦い

先手 A1画像

ISO200 F3.2
1/2秒 15.08mm(61mm換算)AF 夜景モード 露出補正+0.7 
A1_KYOTO_STATIONBILDING.JPG - 98,422BYTES

京都タワー展望台からのステーションビル、ISO200でも1/2秒という悪条件にもかかわらず、A1凄い!
夜景モードで色はバッチリ、露出も良いところ押さえたね。
夜景は露出時間が命です。左の明るい反射は京都タワー。

後手 Z1画像

さすがに厳しいぞ、Z1は”ごめんなさい”の連続状態。
同じステーションビルの画像は完敗なので、京都タワーから見下ろしたタクシーだけど、
いくら新型スタビライザー付けていても、ムリ!
 してみると、A1の低周波ブレ補正は秀逸です。
http://homepage3.nifty.com/fuzzy/a1_lab05_01.html
かたや、スタビライザーは高周波ブレは強いものの、低周波ブレはだめかな。
何せ、体に固定するわけだから、生きている限り
(息止めても心臓のドキドキで)微妙に揺らぐのでね。

ISO100 F3.5 1/2秒 19.10mm(125.14mm換算)AF カスタムWB 露出Mモード 
Z1_KYOTO_STATIONTAXI.JPG - 59,768BYTES

しかし、このタイプのスタビライザーの威力は
東京クリスマスイブ白糸の滝
で実証済みですが、まあ1/6秒ぐらいまでが限界ですかね。
それ以上の速い(高周波)振動には抜群の効果があります。

A1Z1STABILIZERS.JPG - 58,966BYTES


ゲスト参加
DiMAGE7i

おなじみ東京お台場・ビーナス・フォート館のレトロ・カー展示場から
この暗さの中で、こう撮ったから良い感じになった代表的作品。
なんとも、いえずレトロなんだなあ…

 ISO200  F2.8  1/2秒  7.27mm  (28mm相当) MF  手動ホワイトバランス  
 
STB_MATIKADO.JPG - 57,131BYTES

このときのスタビライザーは

TYPE2_ALL.JPG - 96,863BYTES
本格版ですからかなり強力です。

渾身の手持ち1秒シャッターです。

DiMAGE7i

本当は、かなり暗いのですよ。ここは。1秒だからね。
 
ISO200  F2.8  1秒  9.77mm (38mm相当) MF  手動ホワイトバランス 
7I_ODAIBA.JPG - 70,320BYTES

1/6秒以上では、どのスタビライザーも同じ結果です。
思うに、A1のアンチ・シェイク機構は、加速度検知器の検出限界以下では働きませんから
ベテランの微動だにしないホールディングでの1/30秒以上などは、有ってもなくても同じでしょう。
問題は、いつもいつも完璧なホールディングはできないことです。
アンチシェイクは、そのようなときに俄然威力を発揮して、
標準レベルの写真を確保してくれる機能だと思います。

たとえば、次のような場合。

DiMAGE A1

ISO100 F2.8 1/640秒ですが、シャッター速度が速いから撮れたとは思えません。
A1_CARDRIVINGFUJI.JPG - 89,490BYTES
首都高速を運転しながら、カメラを握った片手を窓から出して撮った写真です。
問題は車の速度ではなく、片手の揺れでしょう。
文字通り、アンチシェイクが効いた結果です。

ちょっとでも速いシャッター速度になれば、Z1だって、このとおり

DiMAGE Z1

ISO200  F3.5  1/30秒  33.00mm  (216.21mm相当) プログラムAE 露出補正-2.0 
Z1_KYOTOTOWERM.JPG - 63,925BYTES
新型スタビライザー2004装備

1/30秒ぐらいなら、かなりの望遠でも大丈夫です。
また、1/5秒なら、暗い店の中で、次の通り。

DiMAGE Z1

ISO100  F2.8  1/5秒  6.00mm  (39.31mm相当) マニュアルAE  
Z1_KYOTOOKAMECHAWAN.JPG - 46,312BYTES

どうでも良いけど、欲しいねこの茶碗。どこで売っているの?



おまけ画像

DiMAGE A1

A1しか夜景は撮れませんでしたので、サービス!
ただ、このサイズだとディテールがつぶれますね。フル画面だと素晴らしいのに。
すべて、新型スタビライザー付けての手持ち撮影です。

ISO200 F2.8 1/6秒 9.32mm(36mm換算)AF 夜景モード 露出補正-0.3
A1_KYOTO_STATIONBILALL.JPG - 102,306BYTES

DiMAGE A1

いやー、A1素晴らしい、これ京都タワーの展望台からの望遠ですよ。
Z1ではボケボケでしたが、この通りの写り、シャッター速度も速いけれどね。

ISO200 F3.5 1/8秒 28.57mm(115mm換算)AF 夜景モード 露出補正-0.3
A1_KYOTO_STATIONTAXI.JPG - 74,727BYTES

さて
ところで、せっかく京都に行ったんだから
お待ちどう様でした。

渋さ対決です

「結局、Z1はどうだったんですか?
そして、A1は渋かったんですか? 京都が撮れるのですか?」
「…」

まずは「渋さ」を撮らせたら右に出るものがない初代DiMAGE7
お約束を果たしてくれますねー

先手 初代様

DiMAGE7

たまんないね、この渋さ! 欄干のいぶし銀というか、つや消し仕上げ?の佇まいは。
ISO100  F5.7  1/256秒  14.94mm  (58.9mm相当) マニュアルAE  彩度+2 昼光 その他補正0
7_KYOTO_MONSYOU.JPG - 57,205BYTES


後手 A1画像

ISO100  F7.1  1/100秒  19.35mm
(58.9mm相当) マニュアルAE  彩度+1 昼光 その他補正0
A1_KYOTO_MONSYOU.JPG - 63,279BYTES


あちゃー、渋くないよ。色薄い。負け。負け。
上の初代DiMAGE7の写真なら、「ほう、良いじゃない」となるけれど、
A1の写真は、問答無用で却下だね。レタッチすれば別だけど。
すこし、明るすぎたかな…。撮影条件をそろえないとダメじゃない。
壁が緑かぶりしているのが気になるね。WBは同じなのに。
シャドーのつぶれとハイライトの飛びを気にして
中途半端な絵になってしまったのか
使いこなしの段階で、A1と言うカメラは
コントラストを高めた方が良いのかも知れないぞ。
私はリアリティより、雰囲気を重視するので
シャドーはつぶれて良いし、ハイライトは飛んで良いのだ!
カメラは所詮道具なんだぞ!
と、すこしヤケ気味。

先手 初代様

DiMAGE7

綺麗に磨かれたガラス戸の中は、温室効果とこたつのぬくもりで、雪降る大原の冬も大丈夫。
三千院へお参りする人の姿を眺めながら、志ば漬けや「すぐき」などでお茶を啜るのは、良さそうですね。

、ISO100  F4.0  1/91秒  13.69mm(58.9mm相当)彩度+2 AWB プログラムAE 露出補正-0.7 
7_KYOTO_KOTATU.JPG - 86,858BYTES

後手 A1画像

ISO100  F3.5  1/80秒  11.11mm(43mm相当)彩度+1 AWB プログラムAE 露出補正-0.3 A1_KYOTO_KOTATU.JPG - 79,346BYTES

飛び入り参加

DiMAGE Z1
ISO50  F3.2
  1/50秒  6.9mm(45.21mm相当)AWB プログラムAE 露出補正-0.3 低コントラスト
Z1_KYOTO_KOTATU.JPG - 82,560BYTES

解像度的にはZ1問題ないけれど、色がいかんね。
どうも、こう並べてしまうと勝敗がはっきり付き過ぎるなあ。
圧倒的に初代様の画像が好ましいぞ。臨場感がダントツです。

☆DiMAGE7の完勝!☆
ぱちぱちぱち!(拍手)

初代様の「屋根」も渋いね
濡れた瓦や、トタン板の感じが素晴らしいったらあ〜りゃしない!。
7_KYOTO_YANE.JPG - 109,404BYTES


【大原女人形勝負】

さあて、どうなのA1は

まずはお手本
先手 初代様

DiMAGE7

ISO100  F4.0  1/91秒  13.69mm
(58.9mm相当)彩度+2 AWB プログラムAE 露出補正-0.7 
7_KYOTO_OHARAMENINGYO.JPG - 77,924BYTES

うん、まあいいね!

後手

DiMAGE A1

ISO100  F4.0  1/91秒  13.69mm(58.9mm相当)彩度+2 AWB プログラムAE 露出補正-0.7
A1_KYOTO_OHARAMENINGYO.JPG - 72,585BYTES

飛び入り参加
DiMAGE Z1

ISO100  F4.0  1/91秒  13.69mm(58.9mm相当)彩度+2 AWB プログラムAE 露出補正-0.7
Z1_KYOTO_OHARAMENINGYO.JPG - 75,040BYTES

…なんか、もうどうでも良くなってきたんだけれどね。
つまんない写真だね、こりゃ。

渋さとくっきり感は、はっきり初代DiMAGE7ですが、
画像の柔らかさという点でA1ですね。こりゃ発見!
全体のふんわり感が出ているのがA1で、どれか1枚、といったらA1の写真です。
Z1の写真は深みがなく、色使いが小学生の絵のようだ。こりゃあ、だんぜんA1の勝ち!

でも、これが京都の写真かあ?

結局、私にとっては、7iと一緒でA1は京都に向いていないということね。
京都を撮るなら初代DiMAGE7です。
って、ちょっと早い結論出しかなあ。
まあ、もう一度、リベンジします。

デジカメは
ごちゃごちゃした細かい被写体に弱いのです。
ちょっとでもブレると画像はつぶれ重なり、
たとえば春の桜の花などは花びらのディテールが消えてのっぺりします。
その理由は、ボケた上からの疑似輪郭を作るシャープネス処理です。
菜の花もそうした被写体で、2.3年前までは、カメラのレベルも低くてがっかりしたものです。

※A1/Z1どちらも新型スタビライザー2004型を付けております。
A1はアンチシェイクだからスタビライザー要らないかというと、
さにあらず!
加速度検出限界の下での勝負ですから、要ります。わかります?
どんなカメラでもストロボ写真はシャープでしょう?
ストロボの発光時間が1/10000秒以下だからです。
純粋のストロボの光の下では、蜂の羽ばたきでも止まります。
では、そういうわけで

【解像度対決】


先手 A1画像

アンチシェイクの妥協しないピントから来る解像度は、果たして他を寄せ付けないか。
次の画像は本画像で見ても、1ピクセルに境界が収まっている感じです。
私は、このオレンジ一色の枯れた林に、妙に惹かれます。

なぜだかわかりません。

DiMAGE A1

ISO100  F4.5  1/100秒  7.21mm(28mm相当)彩度+1 昼光 マニュアルAE コントラスト-5

A1_SIRAITO_AKAMATSU.JPG - 273,544BYTES

後手 Z1画像

ISO50  F2.8  1/13秒  5.80mm(38mm相当)AWB プログラムAE 露出補正-0.7 低コントラスト
Z1_SIRAITO_AKAMATSU.JPG - 233,507BYTES

A1オリジナル画像(部分)

念のために発表しておくと、私は決して解像度派ではありません。
写真がシャープであるに越したことはないのですが、
くだらない写真がいくらシャープでもしょうがないと、あるとき悟り、
解像度コンプレックスは消えました。
それは、DiMAGE7を買ってからしばらくしてのことです。
今では内容に意を用いております。
だから、こんなに撮れて感激です。
もう、充分です。ミノルタからデジ1眼が出ちゃったら、どうしましょう。
A1_SIRAITO_AKAMATSUFULL.JPG - 114,500BYTES

Z1オリジナル画像(部分)

Z1_SIRAITO_AKAMATSUFULL.JPG - 78,269BYTES

いずれも被写体の境界のボケが小さく1ピクセルに収まっている感じです。
A1の方が、500万画素だけあって、やはり、シャープですね。
まあ、妥当なところで、Z1が意外と頑張っていることが確認できました。
ISO50に固定したので1/13秒となったにも拘わらずです。大したもんだ。
Z1は背後が明るい場合、紫色のハレーションが起こります。
それが欠点ですので、次のアップグレードでは直しましょうね、ミノルタ殿。

【描写力対決】

写真機で一番大切なのは、被写体の雰囲気や存在感を伝える力ですよ。
「こんな風だったよ。」と言うのがカメラの使命です。

その観点から対決してみましょう。

先手 A1

良い雰囲気出していますね。この暗さをものともせずに映し出します。

ISO100  F3.2  1/13秒  7.21mm(28mm相当)彩度+1 AWB マニュアルAE 彩度+1 コントラスト 0A1_KYOTO_GYOKUZA.JPG - 51,851BYTES

ついでに、もう一つ、今回非常に感心した写真が次の「すぐき」
描写の柔らかさというのは、忠実度の証です。オーディオでも、良い装置は音が柔らかいのです。

ISO100  F5.6  1/30秒  13.96mm(56mm相当)彩度+1 昼光 マニュアルAE 彩度+1 後はゼロA1_KYOTO_SUGUKI.JPG - 108,438BYTES

後手 Z1
同じものを並べると、うんざりするので、違うもので勝負しましょう。
甘酒の変わりの柿ですか?この、柿の色も良いですね、表面の白い粉も写っていて。

ISO50 F4.5  1/40秒  27.50mm(180.17mm相当)彩度+1 AWB マニュアルAE 低コントラストZ1_KYOTO_KAKI.JPG - 78,638BYTES

DiMAGE Z1

きな粉の感じが今ひとつかな?
うしろのぜんざいとお茶が飲みたいぞ!
ISO100  F5.0  1/320秒  11.00mm(72.07mm相当)彩度+1 AWB マニュアルAE 低コントラスト 
Z1_KYOTO_KINAKOZENZAI.JPG - 73,529BYTES

描写力ではZ1とA1は甲乙付け難いのでした。

Z1は色の”抜け”が今ひとつだな。
だから、このコクが逆に活かされる被写体を探せば良いんだ。

先手 Z1画像
京都らしいでしょうか?

DiMAGE Z1

ISO50  F3.5  1/60秒  8.70mm(57.00mm相当)AWB プログラムAE 低コントラスト
Z1_KYOTO_MADO.JPG - 101,442BYTES
京都の家は、どうして、こうも美術しているんだろう。
ことごとく絵になっているね。
変なところから水道の蛇口がでている。実に妙だね。

後手 A
1画像

京都祇園の路地にて

DiMAGE A1


ISO100  F3.2  1/50秒  16.50mm(66mm相当)彩度+1 AWB マニュアルAE 彩度1,コントラスト0A1_KYOTO_KIMONO.JPG - 54,383BYTES

これは被写体の差ですが、A1でないと撮れないように思えます。
だからA1の勝ち。

【寒さの表現】

先手 A1

ISO100  F3.2  1/50秒  16.50mm(66mm相当)彩度+1 AWB マニュアルAE 彩度1,コントラスト0
A1_KYOTO_SANZENINKAKEI.JPG - 179,903BYTES
こりゃあ、寒そうだね〜。A1は描写がうまい!

後手 Z1

【封じ手】



告白
結構、素材選びと
ネタ振りが大変なんです。
時間がかかります。少しずつ発表していきますね。


乞う、ご期待!

AOB3.GIF - 1,099BYTES                                           AONEXT3.GIF - 1,099BYTES