DiMAGE Z1
こんなおもしろいカメラはないぞ!
第3弾
Z1用新型プアマンズ・ストロボ完成
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(Albert様に感謝!)
7シリーズより
一回り小さい
新型プアマンズ・ストロボ
【銀のアンブレラ】
マクロ撮影は完全なる光と完全なるピントで成り立つ。
これを満たすにはストロボ光が必要、
F8.0で1/1000秒が必要である。
自然光マクロも柔らかくて良いところもあるが
どうしても被写界深度が浅く、
風が吹いていることの方が多く、手ぶれも被写体ぶれも起こる。
だからといって、正面からのストロボでは味も素っ気もなくなる。
☆
しかし、ここに救命主あらわる!プアマンズ・ストロボである。
初めはツインストロボだったが、そのうちにバリエーションが増え、
ツインとてっぺん降り注ぎとリングストロボが合体して、新型が誕生。
名付けて銀のアンブレラ
内蔵ストロボを出た光は
アルミ箔を貼った四角い筒を前進し、
先端に付いたTの字型のレフレクタでレンズの直前にある被写体に
左右斜め上などから降り注ぐ。
すると、光は基本的に光軸と被写体に対して90度の方向から照らすことになるので、
物体の色素は光を一度吸収した後、再放射して、
鏡面反射(てかり)のない色純度の高い写真が撮れる。
これがプアマンズ・ストロボの理論である。
詳しくは一度プアマンズ・ストロボ大全をご覧ください。
[今回はちょっと巨大サイズでご覧ください。
320万画素の実力のほどを遺憾なく発揮するプアマンズ・ストロボ撮影の世界!
このシリーズ見栄えを良くするレタッチを軽く施してありますが、
Z1のレタッチ耐性はものすごく大きいことに気が付きました。
まるでデジ1眼並です。もう、びっくり!
これ、結構ポピュラーな花ですね。
この夏、ミツバチや蝶がいっぱい蜜を吸いにやってきたおなじみの花
蜘蛛の糸が細くシャープに出ています。
1ピクセル1ドットで写っている証拠です。
320万画素で十分であり、レンズもしっかり仕事をしていますね。
ブレないことがいかにシャープに撮るために重要かは、
1万分の1秒以下で光るストロボで撮るとわかります。
これは、銀塩の時代からそうでしたが、現像処理という化学処理や
引き延ばしレンズの解像度の問題が間に入る銀塩より、
人間の目の構造に近い、レンズからCCDへダイレクトに画像を結ぶデジタルカメラの方がより重要です。
プアマンズ・ストロボの画像は、このようにスポットライト効果が特徴で
画面が整理されて、被写体が引き立ちます。
もちろん、それだけではなく被写界深度の深さと
ぶれないことによるディテールのもたらす質感です。
…この写真でははっきりしないか。
小さな花は名前がよくわからないのですが、とにかく綺麗です。
そうそう、申し遅れましたが、
このシリーズはクローズアップNo.4を付けております。
このフィルターの付け方はZ1富士五合目のページにあるように、
UVフィルターをホットボンドで付けた上に
46mm→52mmのサイズアップ・アタッチメントを付けた上に
MARUMIのMC+4を付けております。
ちょっと周辺画像が心配ですが、色収差等は大丈夫のようです。
この写真で左の白い花びらの縁とアルミホイルが写り込んだ中に紫色の擬色が見えます。
これは光学系の色収差ではなく、画像処理系のオーバーフローによるマッピングミスと思われます。
ハイライトの縁以外では現れていないので、ご安心ください。
ご近所の虫たちシリーズ
もう蜘蛛とバッタしか居ません。
青空をバックにすると、蜘蛛もなんだかさわやか。
もう、葉の上には夏までいっぱい居た虫がいなくなりつつあります。
草むらで鳴いているキリギリスやコオロギ類は見つけられません。
このころになると、ジョロウグモの雌はおなかがパンパンになって産卵直前です。
おなかの周りに産毛?が生えていて、原画では見えます。
4cm間でマクロが寄れて、かつクローズアップレンズMC No.4ですから
Z1は7iシリーズよりマクロ撮影向きです。
ついでにいうと、このマクロは7iの望遠マクロと違って広角系です。
うまくすると背景まで写ります。
より、虫の世界へ進入したような写真が撮れると云うことだね。
とりあえず、バッタです。
この写真を見て、びっくりしたことはバッタくん良い靴はいてるね。
靴磨いてないけど…。
突然ですが、虫のハネ(翅)は表皮が進化してきたもので、同じ飛ぶ器官でも
鳥の翼のように前足に毛が生えたものとは起源が違うものを相似器官といいます。
働きは同じでも進化の系統が違うものを相似器官、働きは違うのに元が同じものを相同器官といいます。
節足動物も哺乳動物も産毛?が生えているところが、実におもしろい。
この花は年に何回も咲くんですね。
DiMAGE7の時より綺麗か?
追加
【アダプターリング+52mm MARUMI MC Macro+10 】
本日より、純正アダプターリングを装着しました。
下の写真のようになります。
がっちりしたアダプターリングの中に保護されますので
ガタガタして頼りなかったレンズ筒が完全に内部に隠れて、保護されますので
はなはだ具合がよろしい。
持ち運びに気を遣わずに済みます。
ホールディングが更にアップしますよ。
☆
また、MARUMIのMACRO MC+10レンズは
口径が少し大きくてがっちりしていて、いかにも強力そうです。
MACRO MC+10レンズによる画像サンプル
ビビッドカラーはこのページに1枚もありません。
Z1は色濃いですね。
どういう訳か、今時毛虫の幼生を見つけました。
これからサナギになって羽化するの?
とにかく、いっぱいいるセセリチョウです。
クローズアップされた花しか撮りませんので、みな小さいのです。
私は、花の名前を知りませんが、このような花は更に不明です。
とにかく、花のおしべ、めしべは神秘的です。
こんなのとか
こんなの
たまたま知っていて、ヒメツルソバ知らない。知らない。そのうち勉強します。ヒルガオです。
製作上のアドバイス
展開図は作りにくい形状です。
以下の写真を見て想像してください。
必ずしも同じように作る必要は全くなく、
内蔵ストロボの光を被写体に向かって曲げればいいのです
アルミ箔を適当に(しわなど気にせず)貼ればいいのですから
簡単な工作だと思います。
ちなみに、最初の取り付け部の四角い筒は
プリンタの印刷用紙に入っている厚紙で、捨てるほどありますね。
これを木工ボンドで接着しアルミ箔を貼るのです。
だから制作費ゼロ。塗装すると多少お値段が…。
プアマンズ・ストロボ大全の歴史の部分にあるような制作要領です。
この「銀のアンブレラ」はおよそ3つのパートでできています。
@ 40mm×25mmで12cmの長さで内面にアルミ箔が貼ってあるもの。
これの一端は、カメラのポップアップ部に差し込み
ぴったりするように3角形の断面に加工する。
A これに、断面の縦横が2mmサイズアップしたもので
内面にアルミ箔を貼った
長さ12cmの四角い筒を被せて差し込み
若干の照射位置の調節ができる形にしてある。
B そして、先端の広がった部分であるが、
要は広がった長方形の傘と思えばよい。
ここが銀のアンブレラのゆえんである。
この部分、多少手先の器用さが必要なのだが、
著しく簡略化すると、単なる薄い円筒形(切ったバームクーヘン)の半分でも良い。
真上から見た形、少しカーブしながら広がっていく。
ひっくり返して反射面を見ると、
斜め90度に反射するため
3角錐のような形の方向転換鏡が作られている。
直進してきた光は、まずこの3角ピラミッドに当たり
左右のカーブした反射板に送られて、更に下に反射し被写体に集中する。少し斜め見上げるような角度から見ると、少しおわかりいただけるだろうか。