改造テレキャスター

このテレキャスターはFENDER・ジャパン製ですが、マイクがUSA製で音がノーキーのテレキャスターの音が出ます。最初の改造は約30年前で、ネックをモズライト並みに若干細く薄く削ってあります。これは、ノーキーがギター職人のセミー・モズレーの下に訪れ、自分のテレキャスターのネックを細くしてくれと頼んだことをなぞりました。ノーキーがそのとき、そこにあったモズライトの原型を見つけ、ちょっと弾かせてくれと云ってノーキーがそのモズライトの試作品を弾いたところ、その音と演奏性の良さを大変気に入り、ぜひ、今録音しているレコード(サーフィン)で使いたいから貸してくれと云ったことからベンチャーズのモズライト・モデルの誕生となった逸話が残っています。これは、60年以上前の伝説の始まりです。

 このテレキャスターの改造はその後も続けられ、ネックを接着剤でボディにくっつけてセットネックにしてしまいました。そして、マイクはそのままに、ブリッジから後ろをモズライト・ジャパンのモズレートレモロに変え、塗装も一度は真っ赤にしましたが、後に木目が見えるまでに剥がし、ラッカーだけのナチュラル塗装にしました。そして、マイクセレクターとボリュームなどを前後入れ替え、現在の形となります。

1.ランニン’ワイルド
2.ドライヴィン・ギター
3.夕日が沈む
4.センチメンタル・ギター
5.ウーリー・ブーリー

演奏サンプル