このギターは最近ヤフオクで買いました。￥３９８００です。
ほとんど使用されて居らず、フレットも全く減っておりません。最初に弾いたとき、チョーキングすると弾く場所すべてでざらざら感がありました。しばらく弾いているうちに滑らかになっていきましたので、恐らくデッドストックでしょう。録音していて気が付いたのですが、かすかに手を離すとノイズ聴こえます。前の持ち主がリグスビー・トレモロアームを後付けしたとき、マイクからのアースをブリッジ等の金属部に付け忘れたに違いありません。それが原因かどうかは推測の域を出ませんが、ノイズが出ると云うことで手放した可能性があります。ボディにほとんどキズが無く新品同様です。お得な買い物でした。アースの問題は後でしっかり半田付けをして解決する、予定ですが、とりあえず表に出ているボリュームのネジからワイヤーでブリッジに繋ぎ臨時措置を講じました。
　音はプリアンプでどうにでも鳴るのですが、コンプレッサーをかけトーンコントロールを弄ると、なんとノーキーが使っていたテレキャスターの音にそっくりになります。演奏サンプルのストーミー・ナイトを聴いてみて下さい。
　その他、最近のヴェンチャーズのライブでノーキーが弾いていた曲目を演奏してみましたが、ヒッチハイカー・ギターのような音も出ます。ただ、ベンチャーズのモズライトサウンドはやはり難しいです。ギブソンのレスポールの系統ですので、サスティーンが長く、アタック音が違いすぎます。往年のベンチャーズ・サウンドはやはりモズライト・ギターでないと難しいと思いました。ギブソン系の音なのでサスティーンが長く、クリーン・サウンドの綺麗な曲には向いていますが、歪み系の音楽、特にベンチャーズ・サウンドには不向きだと思いました。使い分けが必要です。

ライブ音源からカラオケ機能でセンターに置かれたリードギターの音を極力消して演奏しました。その結果、逆に左右のステレオ音源に入っていたエコー成分が強調されますので、少しバックの演奏に残響音が多くなり、聴きづらく不明瞭となりますことをあらかじめご了承下さい。また、曲によっては速すぎて追いつきませんでテンポを９５%ぐらい落としています。
　改めて、完コピを目指して弾いて見ると、ノーキーの巧さが聴けば聴くほど気づかされます。ミスターモトの曲がその典型で、顕著です。あんなに速いのに音が綺麗なんです。ノーキーのサムピックは非常に柔らかく小さいからです。繊細な感覚が無いと、このノーキー・ピックは使いこなせません。私も、ライブ会場で売っていたのでひとつ買いましたが、すぐ壊れました。いまは堅い市販のサムピックを使用しています。柔らかいサムピックが売って居れば買うんですけれどね。サムピック自体があまり売っていませんので、それに慣れないといけません。