２０２２年５月１０完成のこのギターは、昨年作成したストラト改を大幅にリニューアルしたもので、まず塗装を白から木目を生かしたナチュラル・クリアラッカー仕上げとし、リアマイクをギターワークスオリジナルのハムバッカーに、そして、トレモロ・アームをビグスビータイプに換装したものです。また、マイクやセレクタースイッチなどを乗せるピックガードを黒から白に変更しました。トレモロアームが変わったことで、モズライトのロールブリッジを乗せる鉄製の台も改良しました。これは、ビグスビータイプのトレモロアームが特殊なメカニズムで、弦がいったんロールバーを潜ってからブリッジに向かう構造なので、モズライトブリッジのオクターブ調整ネジに干渉するため少し角度を付けないと弦がネジに干渉するためで、小さな鉄材を熔接しなければならなかったからです。

　リアマイクとしてフェンダーのシングルコイル・マイクをハムバッカー・マイクに変えたことにより音が変わりました。音を聴いてもらえばわかりますがシングルコイルに比べて音に艶が出てきて綺麗な上に低音の迫力がある音に変わりました。

ストラト改の完成版　２０２３．３．１４

マイクの高さが合わず、ピックガードを2枚に分けていましたが、ストラトのピックアップは裏からマグネットを押し出して高さが調節できることを発見し、
たので、このピックガードを作り直して1枚にし､精度を高めました。また、トレモロアームの取り付け角度を大きくし、モズライトブリッジへのアタリを強め、不要な振動を無くし、オクターブの位置も変えました。さらに、ブリッジの下のLアングルには、鉄の棒を熔接して付け、弦の安定化を図りました。この結果、ブリッジの重量が増し、共鳴周波数が変わり、結果として若干、音が良い方向に変わりました。音が明るく、透明感が増しました。